虎の口から

一匹トラの冒険日記

スイス3日目〜ベルン〜

1日長いです。

ベルンに到着したのは既に夕方に近かったと思います。

トラの足はもう限界です。

トラがヘトヘトになる一方、なぜかますます元気になっていく相棒。

相棒は海外に行くと日本にいるときより体力3倍くらい増加します。

羨ましい。トラは0.5倍くらいに退化します。

というわけで、置いてきぼりになりつつあるトラ…

今晩忘れもしない事件がとうとう勃発します。

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細長い建物からひょっこり現れた路面電車
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道沿いに地下への扉がずらっと並んでいました。

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アインシュタインが暮らした家。

元理系相棒大喜び。でもなぜか中には入らなかった。

トラはもうへとへとだったからよかったけど。
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サンタが出てきそう。

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そして夜は2度目のチーズフォンデュ

初日に食べたチーズフォンデュの方がチーズが濃かったのですが、

こちらはその分白ワインが沢山入ってるようです。ほろ酔い。
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チーズとろり。
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そんなこんなで、なんとか相棒に置き去りにされることなく、無事にホテルへ帰れました。

とうとう事件が起きてしまうわけですが…

 

〜これ以降、ただのケンカ記録です。つまらない方はすっ飛ばしてください。〜

 

トラがシャワーを浴びている間に、

先に寝る準備を整えた相棒が部屋の電気を真っ暗にして寝てました。

明日はチェックアウトですが、

ホテルに到着してから疲れすぎて爆睡してしまったトラは

まだ何も荷物の整理を終えていません…。

「なんで勝手に電気消すの!」キレながら照明をつけました。

そしたら相棒もキレた。

「ホテルから帰って朝出発できるように準備しなあかんでって言って、大丈夫大丈夫って言いながら寝てたのが悪い!」

「しないといけないタスクが溜まってるし、トラはいつも全く道を調べようとしないし、疲れてる!」

そんなようなことを言ってました。結構怒鳴られました。

まさかそんなに怒られるとは。呆然。

相棒が言ってる事は正しくて、確かに、トラの自己中心的な行動のせいで、

相棒はただトラの子守をしている状態になってしまっていたと思います。

トラは相棒のペースに合わせようとした結果、体力は限界。

ケンカのせいで精神的にもボロボロ。

そしてこの事件以降、

トラは疲れたら早めにホテルで休んで、

相棒には1人で観光に行ってもらうようにしてました。

なんか、悲しいな。でも悲しいって思うのも相棒からしたら自分勝手な感情だと思う。

トラは自分勝手な行動を反省しケンカは一旦おさまりました。

でもトラ自身の「なんか悲しいな」っていう気持ちは残ったままで、

これがお互いの妥協点として正しかったのか…

親しき中にも礼儀あり。というところでしょうか。難しいな。

 

随分長くなってしまいました。明日はスイスからイタリアへ移動します。

スイス3日目〜ルツェルン〜

久しぶりの投稿です。

コロナで当分海外には行けなさそう。

しばらくは思い出に浸るか、旅の妄想を膨らませるしかなさそうです。寂しい!

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今日はルツェルンへ。

お目当ては、瀕死のライオン記念碑。

ルイ16世とマリーアントワネットを最後まで見守って

戦死したスイスの兵士を表しているのだとか。

ずっと前に遠藤周二のマリーアントワネットという小説を読んでから、

そこらの時代に関心をもつようになりました。

ベルばらも好き!

今年はマリーアントワネットの故郷、オーストリアに行こうと思っていたのですが、

コロナのため計画も一旦白紙へ…。

旅にむけての貯金は捗るね。

 

さて、まずはチューリッヒから電車にて移動します。

駅中にあるスーパーで美味しそうなものをゲットしました。

細長いのは、モッツァレラで美味しかった。

でも5本もいらないな。相棒も全然食べてくれなかったし、ほぼ1人で食べた。

ラッシーみたいな飲み物も美味しかった。

乳製品最高。

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到着。まずはメジャーな観光名所、カペル橋へ。

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もう覚えてないけど、相当さぶかったと思う。
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ここらでチョコを買ったかな。

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さてー、ライオンへ参ります〜。

道中の壁に可愛いワンコ。

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そしてついに!!

感動。

でも相棒は興味無かったらしい。なんか不機嫌な様子。

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お昼は寂れたショッピングモールらしき中にある、中華料理屋でラーメンを食べました。

お箸が丸っこくて、太くて食べずらい。味はまあ。

では、相棒お目当てのアインシュタインゆかりの地へ。

1日でどんだけ歩くんだ。

もうトラは既にへとへとなのです。

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スイス2日目〜ローザンヌ②〜

引き続きローザンヌです。

大きな教会がありました。

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クリスマスシーズンだったので、

それらしい装飾がされていました。
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それにしても坂が多いです。

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お昼は教会の辺りで何かを食べました。

パルメザンかけ放題です。うっひょー。

相棒はお店のオリーブオイルが気に入った様子。

オリーブオイルありますか?ってお店の人に頼んで追加でつけてました。何かに。

ここら辺りから、相棒は何かにつけてお店の人にオリーブオイルを持ってこさせ、オリーブオイルをかけるようになりました。
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気づけば夜に。

イルミネーションがきれいです。
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夜の駅もきれいでした。

だいぶ遅い時間だと思うのですが、駅の反対側のマックで若い子たちが数人集まって音楽かけながらマック食べてました。ビクビク。

ここら辺りからトラのヨーロッパコワイモード突入し始めます。

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ローザンヌ満喫しました。

ホテルのある、チューリッヒへ移動します。

チューリッヒに着いてホテルまでの道中に

小さなお店(ワゴンだったかな)でお弁当が売っていました。美味しかった。
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ホテルにて食しました。普通のビジネスホテルです。

 

これまでも、これからも電車検索、ルート検索はすべて相棒まかせ。

なんてったって、トラのケータイはただの機内モード

相棒のストレスが溜まっていく一方、

移動ばかりで疲れが少しずつ溜まっていくトラ…。

楽しいはずの旅も、段々雲行きが怪しくなっていきます。

つづく

スイス2日目〜ローザンヌ①〜

飛行機ではほぼ寝れなかったので、

久しぶりにぐっすり眠れました。

気持ちの良い朝。

そう、昨日良いことがあったのに記録するのを忘れていました。

相棒に誕生日プレゼントをもらったんです。

お金無いお金無いと言いながら、

イギリス老舗紅茶屋の茶葉セット(勝手に命名)を買ってくれました。

大きな箱の中には、長細い箱が沢山入っていて、

色んな種類のフレーバーが楽しめました。

飲みきるのに1年くらいかかったかな。

トラ感謝、ありがとう相棒。

 

今日はジュネーヴから、ローザンヌ、宿泊地チューリッヒへ移動します。

今回、スイスイタリアのユーレイルパス5日間有効を事前に購入していました。ひたすら電車移動です。

ローザンヌ到着。

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オリンピック委員会の本部があるということで、駅にはオリンピックマークがどーん。

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駅構内、きれいでした。

こちらは観光後、チューリッヒ移動前に撮った写真なので少し暗いです。

ということで、今日は夜までローザンヌ観光です。f:id:toratannokuchikara:20200309212916j:image

まずはオリンピック博物館へ。

庭にある作品たちの芸術センスが独特でした。
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傘おじさん。

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たしかボルトがオリンピックで着てた服だったような。各国の有名な選手の服が沢山飾られていました。

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歴代の聖火トーチ。

他にもマスコットキャラクターのぬいぐるみが飾られていたり、

無料の簡易プリクラのような機械が置いていたり、

売店では昔の東京オリンピックの聖火のバッチやら、ポスターやら色々記念になるものが売っていました。

うーむ、拙い文章で良さが伝わらない。

写真全然撮ってなかった。

とにかくきれいな近代的な雰囲気の博物館でした。

 

外に出ます。とても寒い。

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山がいかにもアルプス〜〜写真だけで寒さ伝わりますな。

まだまだローザンヌ満喫します。

 

つづく

 

スイス1日目〜ジュネーヴ到着〜

やっとスイスに到着しました!

ドバイ乗継の長時間フライトも無事、終了です。

さて〜、相棒とは空港内のカフェで待ち合わせしています。

荷物をピックアップして、

ジュネーブ駅までの電車無料チケットを発行し、

いざカフェへ。

到着予定時間からだいぶ時間が経っていたようで…

空港のWi-Fiが繋がったとたん、相棒からの通知が。

だいぶ長い間カフェの前で待ってくれていたようです。

 

そして合流。よかったよかった。

相棒は前日入りをしていました。

今日泊まるホテルのロビーで一晩過ごしたそうで。ホテルの人は相棒を追い払うでもなく、怪訝そうに見ながらもそっとしてくれたのだそう。

しかも今日無料で部屋をアップグレードしてくれるという、なんとも寛大なホテルでした。

 

兎にも角にも待ってくれてありがとう、相棒!

いざジュネーブ駅へ。

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駅到着後、ホテルまでの普通の道のりもヨーロッパ初上陸のトラとしては大感激でした。

ホテルへ到着。

部屋にはベランダが付いていて、街の景色が良く見えました。

相棒「水道管破裂したんかな、大変やなー」

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有名な噴水のことですな。

立派な噴水です。勢いが良い。

 

ひと休憩してから周辺を散歩します。

数々の立派な教会を横目に

石畳の上を歩きながら、

改めてヨーロッパに来たんだなとしみじみ。

約1日足らずで、こんな異国に来れるとは、文明すごい、飛行機すごい。

教会の前で気球を飛ばしていました。

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街中でこんなことする?

さすがヨーロッパ。

初日から想像を超える光景を見せてくれました。

いざ夜ご飯へ。
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賑わっています。

スイスって、いろんな人種がいるんだな。f:id:toratannokuchikara:20200305205359j:image

やはりスイスといったらチーズフォンデュでしょう。
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美味しかった。

スイスで何回か食べたけど、ここが1番チーズが濃厚で美味しかった気がする。

久しぶりにベッドに入って寝れる。

長時間フライトで多少疲れたとはいえ、

まだまだ元気満タンのトラでした。

次回から本格的に怒涛のスイス観光はじまります。

トラ、体力の限界に挑む。

つづく。

快適な空の旅

ドバイに到着しました。

引き続き、ひとり旅です。

不安で気を張っているため、写真がとても少ないです。

思い出は鮮明に記憶に残っているので、

つい長文になってしまいました。

よろしければ最後までお付き合いください。

 

早速次の便はどこだ〜と電光掲示板で探します。

無い、何周見ても無い。

ちらりと写ったような、写らなかったような、

なんせ便が多い。

おそらくここらだろうという目星をつけて、

たしか途中でバスに乗ったりもしたかな。

なんて広い空港だ。

 

さてトイレトイレ。

大行列です。

やっと入れたと思うと、

座る所が、びしょびしょ。

なぜ濡れてる。これは、何の液体なのか。

トイレにシャワーがついていました。

シャワーのきれいな水、かな。

腰を上げながら用を足します。

空港にいるだけでも、文化の違いを味わえるとは。

 

トイレを終えて、空港内をぶらぶら。

沢山の石油王が〜〜

トラはかつて石油王になりたいと思っていました。

憧れの石油王。

ひげが生えていて、白や黒の長い布を被った人たち。

みんなお金持ちにみえます。

 

さて、無事に出発ゲートが分かりました。

周囲には欧米人ばかり。

さっき飛行機に乗っていた日本人たちはみんなどこへ行ったのやら。

更なる不安を抱えながら、みんなが動く通りに移動して飛行機へ。

そういえば、空港で無料Wi-Fiがさくさく使えて相棒とも連絡が取れました。

計画通りに進んでおり、一安心。

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周囲はエミレーツばかり。

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きれいな機材。
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上空から見下ろすドバイの土地。

ドバイまでと同様、3列シートの窓際です。

通路側から女性・お兄さん(見た目フィギュアスケートパトリック・チャン選手風の)・私でした。

お2人ともひとり旅のようでした。

パトリック・チャン(と勝手に名付けます)は

ザ・紳士。というような方でした。

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以下、数時間のフライトの間に、彼がした善行3つ。

①クレヨン拾い

 パトリック・チャンの前に座る男の子がクレヨン

 をばら撒いてしまいました。その拾いあげること

 のすばやいこと。

②隣の女性への配慮

 お食事タイムにて、女性の前の席の方がシートを

 倒したままでした。このままでは食べづらいだろ

 うという女性への配慮で客室乗務員に前の人に座

 席を元に戻すようにお願いしてくださいというよ

 いうようなことを言ってました。その器用な気の

 利かせかたのこと。慣れている人じゃないとこん

 なにスマートにはできないだろう。

③トイレのタイミング

 女性がトイレへ立ちます。その瞬間、パトリック

 チャンも立ち上がってトイレへ。そして女性より

 早く帰ってくる。

以上。

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トラは気が利かないので、こういう人を見るとすごいなと思います。

どういう対応がベストだろう…と考えるだけで、結局何もしないっていうことが多いです。

チャンを見習わねば。いい勉強になりました。

快適な空の旅って、航空会社のサービスだけじゃなくて、周りのお客さん同士でつくるものでもあるな、としみじみ。エコノミーは特に。

帰りのイタリア〜ドバイの便は、ほんっとに最悪だったんです。

さて、やっと到着です。

相棒と無事に出会えるのか!

つづく

いざ出発〜ただ、トイレに行きたい〜

とうとう出発日です。

トラはなんだか悲しい気持ちになっていました。

なんだろな、飛行機乗る度に感傷的になるのは。

家族から「気をつけて行ってら」とメールが来て、

早くもホームシックになりそう。

なにせ、相棒に会うまではトラのひとり旅。

ちなみにトラ、これまでで1番の遠出はフィリピンのセブ島でした。

ヨーロッパ初上陸。

ドバイでちゃんと乗継できるのか。

ジュネーヴ空港で相棒に会えるのか。

こんなに不安は抱えているものの、トラはケチなので、レンタルWi-Fi借りません。SIMも買いません。

ドバイの乗継さえ上手くいけば、

あとは、ジュネーヴで空港の無料Wi-Fiを使って相棒と連絡取れれば会えるはず。

 

そんなこんなで、キラキラのエミレーツに搭乗。

まずはドバイまで。

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エミレーツはエコノミーでも機内食のメニュー表とか、アメニティを配ってくれるんですな。

アメニティでもらったポーチは柄が好みで帰国後も愛用してます。

3列シートの窓際を予約してました。
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なんか空見たくなるじゃん。

でもよく考えたら夜出発だし関係ない。

隣は女性2人友人同士でスペインに行く模様。

2人は一通り喋った後、すやすや寝てました。

天井に星が。窓の外は真っ暗。

窓際じゃなくて全然良いじゃん。

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ぼっちはさみしい。眠れない。隣はすやすや眠ってる。

そしてトイレ欲、爆発。

みんな寝るし窓際はなかなかトイレに行きづらい。

行けないと思うほど、

トイレに行きたくなって仕方ありませんでした。

マンゴージュース飲みすぎたか。

エミレーツのマンゴージュースは美味しい。

 

なんとかドバイへ無事到着。

さてドバイからジュネーヴのフライトでも、3列シートの窓際を事前に予約してました。

空港で自由の身のうちにトイレに行かねば。

 

つづく